セイバーメトリクス・RC指標について考察してみた!

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以前、セイバーメトリクスの指標をまとめさせて頂きましたが、今回は、RCの指標について個人的考察をしてみました。

 

※少しマニアックな記事となりますので注意必要です。

 

 そもそも「セイバーメトリクス」って?方はまずはこちらから

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応用編はこちらから

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   目次

RC


個々人の得点能力(得点数)を表す数値です。

例えばRC70であれば、70得点を生み出したということになります。
当然数値が高い方が評価は高くなります。

 

指標デメリット

 

得点は、打数の多いと必然的に得点も増えてきます


打順が1番の打者と8番の打者では、年間で大きく打席数が変わるため打席数が多い選手が有利で少ない選手が不利になる指標となります。

 

計算式

 

RC = {(A+2.4×C)×(B+3×C)÷(9×C)}-0.9×C

 

A = 安打+四球+死球-盗塁死-併殺打


B = 塁打+{0.24×(四球-故意四球死球)}+0.62×盗塁+{0.5×(犠打+犠飛)}-0.03×三振


C = 打数+四球+死球+犠打+犠飛

 

ABCの解説


A 出塁能力を表します。

 

安打・四球・死球は出塁するのでプラスの数値です。
盗塁死や併殺打は、余分なアウトを稼いでしまったということで、マイナスする数値となります。


B 進塁能力を表します。

 

アウト以外の結果に成績(ポイント)を付けます。
※三振は除く

 

塁打         塁打数
四死球(敬遠を除く)+0.24
盗塁        +0.62
犠打・犠飛     +0.5
三振        -0.03

 

こちらを合計したものが、進塁能力となります。


C 打席数


こういった複雑な計算式で、選手の得点能力を実数に近くなるように作られています。
チームの打者全員のRCを足すとチーム得点をほぼ同じくらいになるようになっています。

 

故意四球(敬遠)について

 

ここから個人的考察となります。


Aの計算式は分かるとして、まずBの計算式で引っかかります。

 

Bの計算式


B = 塁打+{0.24×(四球-故意四球死球)}+0.62×盗塁+{0.5×(犠打+犠飛)}-0.03×三振

 

敬遠も立派な進塁能力だと思うので、マイナスされるのはどうかと少し疑問ですね。
満塁策での自動的な敬遠は確かにマイナスでもいい気はしますけど、通常の敬遠であれば、その打者との勝負を恐れているということなので、マイナスにしなくていいと個人的に思います。

 

盗塁と犠打と犠飛に対するポイント


個人的にポイントのランク的には、盗塁>犠飛>犠打 だと思います。


盗塁は、まず出塁しないと記録することの出来ない記録です。
それに加え、足の速さだけでなく技術が必要となってくるので、数を伸ばすとなると
盗塁出来る選手は自ずと限られてきます


犠飛は、ランナー3塁の状況で外野フライでのアウトと引き換えに1得点という
最低限の仕事をするという点でこれが0.5ポイントは分かりますね。

 

犠打のポイントについて


犠打は、2番打者や下位打線の打者や投手が、打順の巡り合わせで比較的に多くなる傾向がありますし、アウト1つと引き換えに1つ先の塁に進塁させるということなので、
盗塁や犠飛より価値は低いと個人的に思います。

 

ですので盗塁が0.62に対し犠打が0.5というのは差が少ないと思いますね。

 

さらにAの計算式では、盗塁死した場合にマイナスとなりますので、
盗塁成功率100%というのは、分母が増えると難しくなるものですので、
盗塁が過小評価されているような気がします。

 


仮に、24盗塁のA選手と30犠打のB選手であれば、

 

A選手 24×0.62=14.88

B選手 30×0.5 =15

 

となりますので、B選手の方が進塁能力が高いことが言えます。
確かに30個の犠打をするのには当然技術が要ります。

 

ただ、30個のアウトを引き換えにしていますし、犠打も失敗もあります。(犠打失敗はマイナスされない
犠打をしようとしたが2ストライクまで追い込まれ、バッティングに切り替えたとなると、それは犠打失敗とも言えるのではないか思います。

 

三振の場合マイナスポイント


進塁能力を表す計算に三振があるのも変ですし・・・

確かに三振すれば、振り逃げを除けば、エラーになりません。
ただ、三振だけが悪みたいな評価となっている点が気に障りますね。


内野の小フライや、ライナーゲッツー、牽制死など他にも進塁が期待出来ない結果や、むしろマイナスにする結果も色々、ほかにもたくさんあると思います。

 

まとめ

 

結論から言うと、まだまだ発展途上の指標だと私は思います。

 

実際に、指標は常に改良されて行っています。
このRCは、得点との相関性を高めるために、後に現在のように盗塁や犠打などの価値を追加したりしています。


また、「時代による安打や四死球の価値の変動」を表したものを係数にする為、参考にする文献等によって色々なパターンが存在しています。

 

年間で140試合以上試合をするわけで、打席内容のデータをすべてまとめ、数値化するのは大変なことなので、完全なる数値化は厳しいと思いますが、極めて近いものは作れると思います。
もっと細かい点まで加味したデータを見てみたいので、さらなる改良を期待したいです。