FA権とは?仕組み・内容についてまとめてみた!

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プロ野球トレード&FA読本 (洋泉社MOOK)

 

CS(クライマックスシリーズ)が始まり、ファーストステージが終わり、ファイナルステージが開催されており、12球団中8球団が既にシーズンオフとなりました。

 

しかし、10月に入り、戦力外通告を受けた選手、引退を発表した選手がいます。

ドラフト会議も10月26日(木)に行われ、来季の戦力調整を行います。

 

そこで、1番戦力補強が出来るのがFAとなります!!

 

最近では、FA権を取得している選手が「FA行使を示唆」という情報が流れたりしています。

野球を最近見るようになった方や、贔屓チームがFAによる補強をあまりしないため、FAの内容についてまで詳しくは分からないという方もいらっしゃると思いますで、FA権についての仕組みについてまとめました!

 

  目次

FAとは?

 

FA(free agent/フリーエージェント)といい、

どこの球団とでも、契約を結べる権利のことです。

 

FA権を取得すれば、所属球団を意思に関係なく、他球団と移籍交渉を行えます。

 

これが、

FAする選手がよく言う、「他球団の評価を聞いてみたい」というものですね!

 

FAの種類

 

☆国内FA権

 

・出場登録日数は、1軍登録を1年145日とする。

・145日以上は1年でカウントされない。145日に満たない端数は繰越される。

・下記は、2007年以降入団選手の条件となります。

 

高卒

・8シーズンの出場登録日数が必要

 

大学、社会人

・7シーズンの出場登録日数が必要

 

外国人選手

・8シーズンの出場登録日数が必要

 

☆海外FA権

 ・9シーズンの出場登録日数が必要 

 

FAによる補償

 

前球団は移籍先球団に対して、「金銭補償のみ」か「金銭補償+人的補償」を選ぶ権利がある。

 

☆金銭補償

 

FAする選手を放出する代わりに、金銭を得ることができる。

これは、人的補償を選んだとしても必ず、金銭を得ることができる!!

 

金額はランクや条件により変動する。

※下記「ランクとは?」にて解説

 

人的補償

 

移籍先球団が保有する支配下選手のプロテクト選手を除いた中から、選手1名を補償として獲得出来る。

 

人的補償に指名された選手がこれを拒否した場合、その選手は資格停止選手となる。

この場合と前球団が人的補償を求めない場合は上記金銭補償に追加の金銭補償をする。

 

補償による獲得制限(プロテクト)

 

☆獲得できない選手

 

支配下登録選手の中の移籍先球団がプロテクトした28名の選手

※プロテクト=ロック(守る) と思って頂いて結構です。

・FA権取得にて日本人登録となった選手を含む外国人選手
・直近のドラフトで獲得した新人選手


☆獲得できる選手


支配下選手登録されたトレード・自由契約選手
・複数年契約選手

 

※育成から支配下登録したい選手がいたとしても、FAによる人的補償で獲られる危険性があるため、2月以降のタイミングで支配下登録する場合あり。

 

プチ情報


複数名のFA宣言選手と契約した場合には、それぞれの球団に異なる獲得可能選手リストを提示できる。

万一、人的補償選手が複数の球団で重複した場合には、移籍先球団と同じリーグの球団が優先される。

さらに、同じリーグ内であれば同年度の勝率が低い球団が優先される。 

 

ランクによる補償

 

☆Aランク

 

年俸上位3位まで(補償対象選手)

 

金銭補償:移籍先球団は旧年俸の50%(2度目以降のFAでは25%)

人的補償:プロテクト外選手1名

人的補償無しの場合は、旧年俸の30%(2度目以降のFAでは15%)を上記の金額に追加する。

 

☆Bランク

 

4位から10位まで(補償対象選手)

 

金銭補償:移籍先球団は旧年俸の40%(2度目以降のFAでは20%)

人的補償:プロテクト外選手1名

人的補償無しの場合は、旧年俸の20%(2度目以降のFAでは10%)を上記の金額に追加する。 

 

☆Cランク

 

11位以下(補償なし)

 

金銭補償、人的補償なく、ノーリスクでFA選手を獲得できる。

 

※そのため、FA権を行使しそうな選手がいる場合、あえて前年に年俸を10位以内のBランク以上に吊り上げて調整する場合がある。 

 

条件 Aランク Bランク Cランク
人的補償あり プロテクト外の選手1名+旧年俸の0.5倍の金銭 プロテクト外の選手1名+旧年俸の0.4倍の金銭 補償なし
人的補償なし 旧年俸の0.8倍の金銭 旧年俸の0.6倍の金銭 補償なし

 

獲得人数の制限

通常は2名までという制限がある。

ただし、FA宣言選手が多い場合は下記のように制限が緩和される。 

 

FA宣言人数 制限人数
21名以上30名以下 3名まで
31名以上40名以下 4名まで
41名以上 5名まで

 

※FA残留選手及びランクCの選手はこれに含まれない。

  

FA権の行使はいつできる?

 

日本シリーズ終了翌日から、土・日・祝日を除く7日以内に行使(申請)する必要があります!

 

8日目に「FA宣言選手」として公示されて、翌日より国内外全ての球団と契約交渉を行うことが可能となる。

 

1度宣言したことのある選手のFA権利再取得は、残留・移籍を問わず4年後となります。 

 

まとめ

 

FA権というのは、誰もが取得できるものではなく、主力級の選手が取得することが多いので、チームのウイークポイントを補強するのには、もってこいだと思います。

 

日本一のチームが決定してから行われるFAなので、今の時期に理解を少しでも深めて頂いて、FAする選手の予想や獲得チームの予想をより楽しんで頂きたいと思います。