第2戦を制する者が日本シリーズを制する説は本当か検証してみた!

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日本シリーズという短期決戦は、先手必勝が大事とされますが、中には「第2戦重視」を唱える者もおり、「第2戦が1番重要」というフレーズをみなさん聞いたことがあると思います。

 その説が本当なのか調べてみました。

 日本シリーズの日程やルールについては前回の記事でまとめていますので、気になる方はまずこちらをご覧ください

www.yakyu-datastream.com

 

  目次

第2戦重要説提唱者

 

森祇晶

 

選手、コーチ、監督として出場した日本シリーズで20回連続日本一を成し遂げた「短期決戦の神様」とも言われています。

 

日本シリーズに24回出場しており、1950年から始まる日本シリーズの3分の1以上に出場しています。さらに結果が20勝4敗という驚異的な結果を残しました。

 

第2戦を制するための作戦

 

初戦ではなく、第2戦にエースを投入し、確実に勝利を狙う。

また、第2戦に投入すれば、中5日という万全な状態で第6戦に投入し、勝ちを狙いに行くことが出来る。

 

第2戦重要説を唱える理由

 

その①

 

第2戦を勝利すれば、翌日は移動日となるため気持ちよくその日を過ごすことが出来るという精神的な点である。

 

その②

 

監督が、第2戦が重要と言えば、硬くなってしまう初戦を選手がリラックスして挑むことが出来る。

 

その③

 

初戦に相手がエースで来ることが多いため、あえて第2戦にエースを投入し、最悪の連敗スタートという事態を避けるリスク管理のため。

 

日本一となったチームの回戦ごとの勝敗

 

※1950年~2014年の成績 

 

回戦 勝利 敗戦 引分 勝率
40 23 .635
41 24 .631
42 21 .667
39 24 .619
43 18 .705
31 11 .738
23 1.000
1.000

 

第1戦と第2戦は大差ないため説立証ならず・・・

むしろ、第3戦の勝率が.667となるため第3戦が一番重要なのではないかと思います。

 

※第4戦以降は王手がかかっている状態の可能性があるため、自ずと勝率が上がるので、第3戦までで考えます。

 

直近10年の日本一球団の回戦別の勝敗

 

第1戦 5勝5敗

第2戦 5勝5敗

第3戦 7勝3敗

第4戦 6勝4敗

第5戦 9勝1敗

第6戦 4勝2敗1分

第7戦 4勝0敗

 

やはり直近でも第3戦を制したチームが日本一となる確率が高いですね。

ただデータを鵜呑みにして第3戦にエースを置くという作戦はまずないと思いますので、誰を先発させるかとても重要だと思います。

 

第2戦重要説の実践するための先発ローテ

 

Aチームを実力順にローテを組むチームとします。

Bチームを第2戦重要説を実践するチームとします。

 

※表内の数字が何番手投手かを表しています。

(Aチーム1回戦は1番手)(Bチーム1回戦は4番手)

 

プラン1

 

回戦 
Aチーム
Bチーム

 

 AチームとBチームのそれぞれの先発投手のレベルが拮抗している場合は、確実に有利になる状態で戦える、この作戦はアリかなと思います。

 

3敗までは出来るということを見据え、2敗は最初から計算されている戦略です。

 

ただし、4番手投手を2回使うというのは、本末転倒という結果になる場合もあります。

少し消極的かなと思います。

 

プラン2

 

回戦
Aチーム
Bチーム

 

第4戦はどちらも4番手対決となります。

Bチームの場合負けたとしても、第6戦と第7戦では有利となるためひっくり返すことが可能となります。

 

解説

 

どちらのプランも、相手の1番手投手が投げる試合に勝てた場合は、ものすごく有利な展開になります。

その反対で、1番手投手を登板させた試合で負けてしまうと、先に王手をかけられる可能性が上がるので、一長一短ありますね。

 

まとめ

 

第2戦を制する者が日本シリーズを制する説は立証とはなりませんしたが、確かに第2戦はカギとなる試合だと思います。

そして、新たに分かったのは、第3戦を制したチームの日本一の確率が高いので、今年の日本シリーズは、第3戦に注目してみてみたいと思います。